第22、23回講座「海の自然入門」

講師 奥野・青木
開催場所 海の博物館
開催日時 2013年7月11日

テーマは、「海辺の生物観察と名前調べ」
勝浦・海の博物館と海岸にて

奥野 淳兒講師磯の生物を採集。後方は海中展望台

7月初旬というのに、真夏の太陽が照りつけている。30度を超すのは当たり前、山梨ではなんと39度を超す超酷暑日が連続して4日も。東京でも35度を超す真夏日が5日間続いている。(7月12日現在)

奥野・青木両講師の指導で、外房の海岸にて海辺の自然観察と調査を行った。12時頃が最干潮時とのことで、引き潮に合わせ磯に出て、海辺に生息する生物を採集した。炎昼の時間帯での行動であり熱中症には気を配らねばならなかったが、太平洋沿岸の勝浦の気温は28度。潮風も吹いてこれなら海浜での行動にも支障はなく、一服の涼に厳しい暑さからしばし逃れることもできた。
バス(21名)、自家用車(10名)、電車(6名)を利用して海の博物館に参集した受講生は、両講師の案内で館内を見学し、その後、潮が引いた磯でタモを使って海辺の生物を採集した。班ごとに採取した生物をバケツに入れて博物館に持ち帰り、それぞれの名前を調べた。珍しい生きものが見つかる度に実験室から歓声が起こり、賑やかな声が続いた。

第22・23回講座 
講座名 海の自然入門
講師 奥野 淳兒講師・青木 慎哉講師
日時 7月11日(木)10:30~15:00
場所 海の博物館と海岸にて(勝浦市)
 千葉県は三方を海に囲まれている。その海に関する研究拠点が県立海の博物館。北方系と南方系生物が共生するこの地に立地する。ここで研究活動を続けておられる奥野・青木両講師から、外房に生息する海辺の生物の特徴や生態について説明を聞いた。
潮が引き始めた11時半頃、海岸に移動し、一時間半、潮だまりにとり残され、石の裏側や岩場に隠れた生きものを探した。磯を歩き、発見したらタモですくって採集しバケツに。
 午後からは、持ち帰った生物を分類し、それぞれの名前を調べた。珍しい生物も採取されており、刺されたら腫れるイソギンチャク(ミナミウメボシイソギンチャク)なども見かけた。

海岸まで1分、県立海の博物館。海浜に降り、潮の引いた磯で生物採集浅瀬に浸かり生きものを探す
何という生物ですか?潮だまりに残されたものは?慣れた手つきの青木講師
採取された生きものたち目を楽しませてくれた断崖のスカシユリアドバイスする青木講師
採取したものを分類する生物の名前を調べるツチクジラの標本前で案内する奥野講師
館内見学郊外学習の東京の小学生一行も

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