後期宿泊研修
開催日時 | 2013年10月1日 〜 2013年10月2日 |
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星空観察と高峰高原トレッキング
秋の信州で宿泊研修旅行安藤百福記念「自然体験活動指導者養成センター」玄関にて
10月1、2日の両日、26名(学生22名と事務局4名)が参加して、シニア自然大学の後期合宿研修が長野県小諸市にある安藤百福記念自然体験活動指導者養成センターにて行われた。午前9時、大型バスで千葉駅前を出発。この日、台風22号の影響で不安定な天気の旅立ちとなったが、群馬県境にある妙義山の奇観に息を呑みながら軽井沢トンネルを走り抜けると、信州入りを歓迎するかのように天気は急に回復。赤く色づき始めた山々が私たちの到着を待っていた。
この日は、マンズワインのワイナリーを見学して試飲を楽しみ、午後3時過ぎにはセンターに到着した。近くの温泉(あぐりの湯こもろ)でバス旅行で疲れた体をほぐし、夕食後、天文学コミュニケーション講座を担当されている高梨直紘講師による指導で、星空観察用の天体望遠鏡キットの組み立てに取り組んだ。久しぶりの工作?を終えて、望遠鏡が完成したのは午後9時頃。残念なことにそれまで見えていた星が雲の下に隠れてしまい、期待していた星空を仰ぐことはできなかった。星空観測は自宅に帰ってからの楽しみとなり、その後に開催された懇親会で学友と夜長の懇談に耽った。
翌日は、好天に恵まれ、早朝から行動を開始した。朝食前に山野勉氏の指導で森林セラピーを体験し、9時にセンターを出発。標高2000メートルの高峰高原ビジターセンターまでバスで登り、火山ガイドの案内で上信越高原国立公園にある日本を代表する火山・浅間山連峰の山麓トレッキングを楽しんだ。昼食をビジターセンターで食べた後、高原を下り帰途についた。この日も房総方面は大雨が降ったようだが、湾岸道路を走る頃には天気は回復し、車内から歓声が上がる程の二重に架かる見事な虹の姿を見る機会を得た。橙色の夕陽に輝く夕空が旅の終わり彩ってくれ、予定時刻6時には駅前に戻ってきた。午前9時、千葉駅前を出発
信州・小諸ワイナリーを見学・試飲
マンズワインを味わう
著名な建築家隈研吾氏設計のセンター
夕陽に映える2568mの浅間山(右)
談話室のバルコニーにて
天体望遠鏡キットの組立て工作と星空観測工作指導する高梨直紘講師
コンフェレンスホールにて
完成までもう一息
ようやく完成した!
夜空に焦点を合わせるが…
星空が駄目なら下界に焦点を…
星空観測の後は、話尽きない懇親会懇親会はセンターの食堂にて
11時を過ぎても懇談は続く…
浅間山連峰の山麓トレッキング水の塔山2200mを背景に全員で記念撮影
早朝の準備体操。爽やかな空気が気持ちよい。
森林セラピスト山野勉氏の指導で高原の大気を体に吸い込む。
山岳ガイドの案内で高原を歩く
カラマツが美しい高原の景色
車坂峠まで1.5時間のトレッキング
一足早く紅葉していたナナカマド
高山植物シラタマノキ(白玉の木)
一面に群生していたシラタマノキ
ジャムなどに利用されるコケモモ
花を咲かせていたエゾリンドウ
帰途、虹を見る。左側には珍しいもうひとつの虹が。(車内から撮る)
千葉市に着く頃には、西の空が美しく輝き、無事の帰りを祝福してくれた。